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イタリアン・ワイン・マスターズとはイタリアワインの逸品を一致団結して海外に紹介するために誕生した
プロジェクトで、イタリア原産地呼称生産者協会全国連盟(Federdoc)の提供により、
(1)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノワイン生産者協会
(2)キアンティ・クラシッコワイン生産者協会
(3)ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノワイン生産者協会
(4)コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ品質保護協会が主催しています。
記者会見
ステファノさんに聞く
Q:評価システムには偽造防止の意味もあるのですか?
A:はい、1つはおっしゃるように偽造防止です。まあ完璧ではありませんが、
かなり役に立っています。もう1つは消費者にワインの情報を伝えることです。
トレーサビリティの部分にアクセスしていただくとワインに関するかなりの量の情報がでてきます。
ワイナリーの多くはHPを開設しているので、そのワインのすべてがわかるようになっています。
Q:中国での偽造について
A:ロゴマークは中国では5年前に登録商標を済ませているので心配していません。
Q:『神の雫』効果はあったのですか?
A:我々は日本市場に注目しています。今回日本につながりのある芸術家を探していた時にちょうど亜樹さんたちとコンタクトがとれたのです。イメージアップの効果はありました。2週間前に上海に行っていたのですが『神の雫』の中国語版も出ていました。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが出てくるページには私の顔も出ています。何より娘たちが大喜びしています。
■キアンティ・クラッシコワイン生産者協会のロゴマーク(黒い雄鶏)
2006年からすべてのキアンティ・クラッシコのボトルに付けられる政府のDOCG保証シールに、
このブランド・ロゴが記載されている。黒い雄鶏マークはキアンティ・クラッシコの原産地呼称全体の
シンボルになり、原産地呼称全体の約95%が加盟している同協会に未加盟のワイナリーのボトルにも
雄鶏マークがついている。トレーサビリティにも積極的に取り組んでおり、2004年以降にボトリングされた
ワインであればDOCGの通し番号とボトルの容量を打ち込むことで目の前にあるボトルのあらゆる情報を知ることができる。
■ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのヴィンテージ評価システム
1992年ヴィテージから星の数で表すヴィンテージ評価の発表を行っている。評価は不良年★、並みの年★★、
良年★★★、優良年★★★★、傑出した年★★★★★。評価の結果は2月末にモンタルチーノで開催される
『ベンヴェヌート・ブルネッロ』のイヴェントの中で発表。新ヴィンテージは市庁舎の壁に陶器のタイル画
として飾られるが、2009年ヴィンテージは『神の雫』の作者が女性の髪が風に吹かれているところを表現、
これはモンタルチーノが“風の星”であることを意味している。
■モンテプルチアーノ・システム
卓越したワインを地元の文化、伝統、クオリティー・オブ・ライフと結びつけていくための活動として、
モンテプルチアーノ要塞修復のための資金提供がある。この要塞は町のシンボルの1つであり、
修復後には協会の大規模なワイン・コレクションが納められ、文化・芸術活動用スペースも用意される。
また、海外の大学が夏季研修プログラムの拠点として利用することになっている。地元の銘醸ワインから、
この地域に融合する美しい建造物の数々を含め、芸術・文化活動の総合的なプロモーションの本格的なシステムを目指している。
■コルネアーノ・ヴァルドゥビアーデネ、ユネスコ世界遺産登録を目指して
歴史的エリアで生産の中心になっているのがコルネアーノ・ヴァルドゥビアーデネDOCGの地域であり、
1876年イタリア最高のプロセッコを造るためにこの地に最初のワイン醸造学校ができた。何世紀もかけて、
丘陵地にぶどう樹を植樹し、「文化的風景」と称される環境を作り上げてきたが、この美しさを守るべく、
コルネアーノ・ヴァルドゥビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレ品質保護協会は2008年にユネスコ世界遺産登録
プロジェクトを立ち上げた。現在、この地域はユネスコ世界遺産の暫定リストに入っている。
原産地呼称ワインの新定義
2009年8月1日、EU(欧州共同体)規制 n.479/08の発効をもって、
原産地呼称ワインに関する規制が改正されました。
ベスト・イタリアン・ワイン・マスターズ2011 授賞式
10月5日から11月2日まで全4回の講習会があり、70名(35歳以下の料飲・販売関係者)
が受講。11月22日午前中に筆記と試飲試験があり、61名が受験。その結果、
主催4生産者協会より、最優秀成績者4名が選出され、各生産地域のアンバサダーの称号と副賞
(イタリアワイン研修ツアー)が授与されました。